2022年6月29日
リノベーションの難しさと思考回路の在り方
リノベーションとは間取り変更を含む、大規模な模様替えを言いますが、難しいのは構造が自由自在に変更はできないということ。
取ってはならない壁、柱があります。
それを事前に調べないとプランニングできないんですよ。
このでは奥に柱と筋交いが見えますが、ここは取ってはならないパーツ。
梁がある方向に移動はOK。
そこが難しいところ。木造に一定の知識と見識がないとできないです。
木造って不思議なもので、柱一本二本とっても歪んだり倒れたりしません。
でも大きな横の力がかかると一気に崩れる。
神戸の震災では普通の民家の一階の壁、柱を撤去してお店にしたことで、地震力に耐え切れず倒壊という現場もありましたもの。
慎重かつ繊細に、そして時には大胆に。そういう思考回路が必要なのがリノベーションです。
私自身、インスペクションの資格を取得したので、元大工という経験値ではなく、理詰めでリノベーションの後押しをしていきますよん、笑。