2022年7月20日
なんでもバランスが大切
昔は当たり前のようにあった土壁の家。
私たちも15年は建築していません。
15年前に建てさせていただいた時も10年ぶりぐらいの出来事で、もう街中ではこの建築文化は無くなってしまうのかもしれません。
土壁をガッチリ作ると土台、柱、梁で囲まれた四角部分が固まり地震にも強いのですが、やれる職人がいなくなってしまったことと、木舞と言われる竹や塗る土も手に入らないような状態です。ただ土壁の家はたくさん残っています。
それを耐震改修したいというご要望も多くあります。
ただ耐震改修というと何百万円もかかるというイメージがありますが、コストを最大限抑えたやり方は色々とあります。
コストがかかりすぎると耐震改修は進まないので、いろんなやり方が生み出されています。
わかりにくいですが、この手書き図面が土壁の家の耐震改修のやり方の一つ。
柱間に木材をはめ込み、そこに耐震面材を貼る。
床や天井を壊さず行う方法です。
これだけで強度が上がる。
良い考え方だと思います。
耐震改修はキリがないところもあります。
建て替えた方が早いよ、という考えもありますが、なんでもバランスです。
バランスが良くない手法はかえって良くない結果を産んだりします。
そういえば、ドラゴンズの立浪新監督への強化策の質問に「一部だけ強化しても勝てない。なんでもバランスだと思います」と言ってたことが
ずっと心に残っています。
確かにそうです。
バランスが取れていることで安定する。安定した戦いで安定して勝利を得られる。
建物もバランスが取れていることで安定する。詳しくいえば重心と剛心です。
このことはまたお伝えします。
お客様の大のドラファンの方からバリテンドーム生観戦のお誘いが来ました(^ ^)
もちろん即答「行く!!」
追記:昨日昨秋にお引き渡ししたお客様宅の点検に伺ってきました。
すっきり広く!
息子さんの笑顔も以前よりますますピカピカしているようで嬉しかった~。パッと中に入って「いい家だなぁ」と嬉しくなりましたぞ。
今年秋の一年点検に伺うのが今から楽しみです。