リノベーションで断熱レベルを新築並み以上に その1
省エネシュミレーションのクラウドを駆使して建物断熱性能を高める検証をしています。
我々は、セルローズファイバー断熱を軸に提案していきたい。ここは妥協なく。
グラスウール、ロックウール、ウレタン、スチレンなどの断熱材は私たちは使いません。
軸はセルローズとフェノールフォーム断熱(ネオマフォーム)による屋根断熱です。
断熱の数値性能を上げたかったら、グラスウールの性能値が高い物を使えば一気に向上しますが、それは自分たちが住みたい家と相反するので厳禁。
不利に働く断熱材の仕様ですが、それでもこんな数値が出ます。
ゼロエネルギーハウスと言われるZEH基準を超えてあと0.01でHeat20G1になります。
これはアルミサッシの断熱性能を強化すればクリアです。
企画型住宅ではパーフェクトバリアという断熱を使っていますが、これを床壁天井に敷き詰めると・・・
ZEHレベルはクリアです。大きな差はなし。
数値を変えていくための大きなものは窓になってきます。だから窓がないような家ができるのです、笑。
窓が小さくて少ない家って住みたくない!
日本の家は大開口があり、陽射しを採り入れ、軒の出で陽射しを遮る設計が基本。パッシブ設計。
断固そこでトライします。
オーナー様の家は今の断熱基準で行くと、Heat20G1に近いレベルです。ゼロエネルギーハウスは超えているよ。
だから暖かい。夏の冷房も少しで冷える。
この考え方をリノベーションに徹底的に導入して新築並み以上の断熱性能にしていきたい。
予算はかかるけど、新築よりコストは低いし、高性能サッシと高断熱材でびっくりするほど快適な家にしたいです。
その1と書きましたが、次は断熱性能上げることにょって変わる一次エネルギー消費量をご紹介します。